WORKS
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単行本目録
1971年8月『ひばり書房』刊
◉収録作品
「蝶の家」「七色の毒蜘蛛」「白い世界」「博士の地下室」「泥人形」「地獄の子守唄」
「泥人形」は『ガロ』のデビュー作「どろ人形」を、『少年画報』でよりショッキングでグロテスクにして描き直した作品。
1971年8月『少年画報社』刊
◉収録作品
「蔵六の奇病」「水の中」「はつかねずみ」「百貫目」「猟人」
収録作品はいずれも『少年画報』ショッキングワールドシリーズで連載されたもの。
怖いもの知らずの、一番パワーに溢れている時だったかもしれない。若さかな…
1972年10月『虫プロ商事』刊
◉収録作品
「ぼくらの先生」「お〜いナマズくん」「かわいい少女」「人魚」「幻色の孤島」「ばか雪」「水の中の楽園」「つめたい汗」
右はカバー絵の裏のイラスト。憧れの高倉健さんの昭和残俠伝のパロディー。
1975年1月『ひばり書房』刊
◉収録作品
「胎児異変わたしの赤ちゃん」「赤い花」「まりつき少女」「真夏・幻想」「元日の朝」「おかしなおかしなプロダクション」「水色の部屋」
「赤い花」は初の青年漫画誌作品。後年これを元にしたビデオ作品「血肉の華」が大事件になった。
1975年5月『ひばり書房』刊
初めての書き下ろし単行本。
カフカの「変身」をモチーフにして、子供向けの作品として描いた。映画監督を夢みていた頃を思い出して、一本の映画を作る気持ちを込めて取り組んだ。楽しかった。こんなに楽しく作品を描いたのは初めての経験だった。
1976年2月『ひばり書房』刊
◉収録作品
「ウロコのない魚」「セミの森」「マネキンの部屋」「地獄へのエレベーター」「がま」「ともだち」「狂気の宿」「まだらの卵」
『少年アクション』で掲載された作品を中心にまとめた。
1976年3月『ひばり書房』刊
◉収録作品
「蔵六の奇病」「水の中」「はつかねずみ」「百貫目」
『少年画報社』から引き継いで出したが、ページの都合で「猟人」を除いて出版した。カバー絵も新しく描いている。
1976年3月『ひばり書房』刊
◉収録作品
「ぼくらの先生」「お〜いナマズくん」「かわいい少女」「幻色の孤島」「つめたい汗」「猟人」「人魚」
『虫プロ商事』刊から引き継いで出したもの。収録作品は若干の変更をした。
作品目録
1967年『COM』10月号掲載
第5回月例新人入選作でデビュー
「つめたい汗」
怪奇と叙情という世界観に辿り着く前の作品で、8頁のブラックギャグ時代劇だった。
色々な事情で16頁にして載せる事になったが、俺はこの作品でデビューしたくないと言って編集者を困らせた。思えば生意気な若僧だった。
1968年『ガロ』5月号掲載
新人入選作
「どろ人形」
日野日出志のペンネームで再デビュー。
16頁の完成作品を投稿して、そのまま掲載されたのが嬉しかった。怪奇と叙情の世界観への第一歩だった。当時ライバル関係の『COM』と『ガロ』でデビューしたのは俺だけかもしれない。因みに『COM』は本名だった。
1968年 『ガロ』9月号掲載
「水の中の楽園」
怪奇と叙情の方向性は決まっていたものの、まだ絵柄が安定していない。思い付きのアイデアだけで描いていたので、人間の内面に迫る内容には程遠い。まだまだ迷い道の途中にあった。後に[少年画報]で「水の中」として描き直した作品でもある。
1968年『ガロ』9月増刊号掲載
「埴輪の森の伝説」
初めて『ガロ』編集部からの注文作品。そのため張り切って実験作をと思って描いた。あみ点のやり方を知らず青鉛筆できっちりグラデーションまで塗った。絵柄も作風も変わって編集長の長井さんが頭を抱えていた。よく掲載してくれたと思う。